【事例・ユースケース】専門商社 ユースケース

各業務システムが独立して効率・運用されてきたため、夜間に膨大なデータ連携を行っており、在庫や販売、製造状況がリアルタイムで把握できませんでした。商社向けのクラウドERPであるGRANDIT miraimilはデータが一元管理されており、夜間のデータ連携が不要でリアルタイムでの在庫等の把握が可能となりました。

想定企業イメージ

事業内容 ・国内で人気のあるスポーツチームのオフィシャル製品の販売
・業績は人気選手の活躍、移籍、ブームで変動するため、正確で迅速な在庫管理、需要予測、顧客管理が重要
・各業務ごとに独立してシステム化してきた結果、システムの老朽化進みクラウドERPを導入
年商規模 30億円
従業員数 20名(情報システム管理者2名)
直営店 2店舗
通販サイト 3モール

事業概要

創業時より国内で人気のあるスポーツチームとオフィシャル製品の販売契約を結び関連グッズの国内販売を中心に展開していました。その後、オフィシャルスポーツグッズを製造している会社とも販売契約を行い、取扱商品を増やすことで、業績を拡大してきました。
グッズを購入するリピーターやコレクターなど優良な顧客が増えることで、国内の様々なスポーツチームともオフィシャル関連グッズの製造と販売契約ができるようになり、スポーツ関連グッズにおける国内の流通基盤として位置づけられ会社が成長してきました。
一方で業績は人気スポーツ選手の活躍、移籍、国内のブームによって業績が変動するため、正確で迅速な在庫の管理や需要予測、顧客管理が重要になってきていました。特に突発的に発生することがある人気スポーツ選手のグッズ販売は、最適かつ最大限の投資が必要になるため、リアルタイムな在庫・キャッシュフローの把握が必要でした。

導入前の状況

外部資本をいれず、創業・事業拡大を行ってきた背景もあり、基幹システムに対する投資は段階的なものとなっていました。会計管理、販売・在庫管理、顧客管理、生産管理と徐々にシステム化を実施し、都度個別の業務パッケージソフトウェアの購入やスクラッチ開発で業務システムの構築を続けてきた結果、夜間に各業務システム間の膨大なデータの連携を行い、データを処理していました。

また一部のシステムにおいては機能が陳腐化してきており、Excelで管理したデータを入力してシステムで処理をしたり、必要なレポートをCSV出力してExcelでレポートを作成したりすることが多くなっていました。

一方でネット販売の仕組みも市場で普及し、誰もが簡単に商品を販売できるようになってきたことから個人によるグッズ販売が増えてきました。また個人による大手通販サイトでの販売においては、商品を仕入れていないのに販売するような先物販売的な動きも出てきており、最適な価格での迅速な販売と納品が求められるようになってきました。

導入前の課題

  • 業務ごとに独立したシステムを構築、運営してきた結果、在庫や販売、製造状況がリアルタイムに把握できない状況になっていた
  • 現状のシステムの老朽化に伴い、現行業務と業務システムの機能がアンマッチになってしまっており、Excelを使用した二重入力、二重管理を招くことになってしまった
  • 顧客管理が顧客の購入ログ化にとどまっており、リピート率が高い優良顧客(コレクター)の囲い込みができていなかった
  • 特定の管理業務が特定の社員に依存してしまい、その社員の病気や退職が事業継続上のリスクになってしまっていた
  • データバックアップが日次バッチでのバックアップであったため、ストレージ障害等でデータが消失してしまった場合、最大一日の受注データが喪失するリスクもあった

導入モジュール

経理、販売、調達・在庫、債権、債務

導入期間

導入決定から3か月で本番稼動

導入コスト

月額70万円

導入メリット

商社業務にも最適であるGRANDIT miraimilを導入することで、リアルタイム処理できる業務システムを低コストで導入できた

そもそも商社向けのクラウドERPは選択肢が少なく、日本の商社業務にマッチしたGRANDIT miraimil以外の場合、カスタマイズ費用がかさんでしまい、オンプレミスのシステムで構築しなければならないことから高額な初期費用がかかる傾向があります。リアルタイムに会社の状況を把握するためにはERPを導入するしか選択肢はなく、オンプレミスのERPを全社一斉導入する場合は、かなりの時間と投資が必要な場合があります。その点、今回のように商社業務を想定して設計されたクラウドERPであるGRANDIT miraimilは、低コストで全業務リプレイスが可能になります。

社員によるデータの加工や集計作業が大幅に軽減され、業務全体のスピードが大幅に向上した

システムの老朽化により入力前のデータをExcelで加工したり、日次で締めたデータをExcelで再集計して、レポートを作成したりする作業がなくなったことで、全体の業務処理のスピードが向上しました。また、新制度等の対応もGRANDIT miraimilの場合、クラウドサービスとして提供されるため、システムの老朽化を防ぐことができます。そして、従来のExcelによるデータ加工や集計処理は、特定の社員に依存してしまう傾向があり、その社員の病気や退職が事業継続上のリスクになっていましたが、その点もリスクヘッジできました。

リアルタイムバックアップとBCP対策の強化ができた

GRANDIT miraimilはクラウド上でデータが管理されているため、従来のオンプレミス型のシステムのリスクであった、災害や火災、盗難などのリスクがヘッジできました。またパンデミック型の感染症の流行などで出社が困難な場合でも自宅から作業を行えるため、データ保全の点と業務遂行の両面でBCP対策が強化できました。

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