クラウドERPの課題と改善策を考える 第二回「DXを推進すると同時にクラウドERPでデジタル基盤を整理しよう」

ERP DX
公開日:2021.7.6
更新日:2021.7.6
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このコラムでは引き続き中小企業の課題やクラウドERP導入による改善策や効果などを書いていく。今回はDXの話を書くが、中小企業、中堅企業の皆様にとって興味はあるだろうか。私は規模が大きくない方が、実現しやすく、効果も出しやすいのがDXではないかと思っている。規模が小さいからこそ、デジタル化を活用して企業基盤を強化しないと、正直、業績拡大が厳しい時代になっていくと思うからである。皆さんはいかが考えているだろうか。

さて、本題に入る。企業のシステムには常に課題があり、現場、経営層からの要望も多く、なかなか忙しい。特に最近はコロナ禍の話もあり、システムに対する要望のスパンも短くなり、短いスケジュールの要望も多くなってきている。時代の流れというか市場の変遷が速くなってきているのだ。今は今でペーパレス化を飛び越してDXの話になっている。

振り返れば、かなり前の時代になるが、企業の業務システムといえばメインフレームやUnixが中心の時代があり、その時代の業務システムはフルスクラッチで作られていたイメージだ。この時代の課題は大雑把にいえばシステム化だったのかもしれない。膨大なデータをコンピューターに処理させて、生産管理、販売管理、在庫・出荷管理など締めの処理や決算処理を速くすることで、経営・業務判断を迅速にすることでロスを減らし、売り上げと利益の拡大を狙っていた。

各業務システム構築には時間とお金がかかっていたこともあり、個別の業務システムを順番に作ることをした結果、システム化が進むも、企業全体で見ればツギハギのシステムになっている。当時の環境を考えれば最善手だったが、今の時代には、バッチ処理や、手作業による集計なども残っており、会社全体の業務システムとしてみるとやや低速な感が否めない企業が散見されていると思う。語弊を恐れずに言えば、企業には人件費やオフィス、工場、各種リース代などの固定費が多く、処理が遅いだけで利益は減少する。

そしてここに来てコロナ禍である。対面業務が制限され、新しいビジネススタイルを求められ、売上拡大路線から、利益至上主義に転換を求められた企業も多いのではないだろうか。DXの波もコロナ禍で一気に訪れた感じだ。コロナ禍という外圧を活かそうと考えた企業も、コロナ禍によって転換を迫られた企業も、コロナ禍という外圧によって、デジタル化とその先のDXの推進を早められた様相だ。

多くの企業でデジタル化が進みDXの推進がされると市場全体の変遷スピードはさらに速くなる。理由はシンプルで、個々の企業内から、総じて紙の出力やバッチ処理、バッチ処理によるデータ連携、手作業によるなんらかの集計作業がなくなり、企業内の情報処理スピードがさらに向上するからである。

DXはデジタル化によるイノベーションなので、全ての企業がイノベーションできるわけでもなく、今すぐ必要もないかもしれない、そういう意味ではDXは全ての企業において生き残りをかけた戦略の柱ではないと考えている。むしろ大事なのは、来るべきイノベーションに備えてデジタル化の基盤を整備する方がよっぽど重要である。
興味がある方は以下のページにてクラウドERP「GRANDIT miraimil」が皆様の業務にあっているかどうか、是非、ご確認いただきたい。

クラウドERP「GRANDIT miraimil」:https://www.miraimil.jp

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