つみたてNISA

つみたてNISA（つみたてニーサ）は、2018年1月より開始された、日本における個人投資家向けの制度の一つです。NISAは「少額投資非課税制度」であり、個人が株式や投資信託などの金融商品に投資する際に、一定の条件を満たすと非課税の特典を受けることができます。

つみたてNISAの主な特徴は以下の通りです

1. 非課税
つみたてNISAで取引した金融商品の利益や配当は非課税となります。つまり、利益を得た場合でも、所得税や住民税がかからずに手取りで受け取ることができます。

2. 年間上限
つみたてNISAの年間の上限は一定額（現在は40万円）が設定されています。つみたてNISA口座に年間でこの上限額までの資金を入れることができます。

3. 非課税期間
各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益（譲渡益）が購入した年から数えて20年間、課税されません。非課税期間の20年間が終了したときには、NISA口座以外の課税口座（一般口座や特定口座）に払い出されます。

4. 対象となる金融商品
つみたてNISAでは、株式や投資信託、上場投資信託などの一部の金融商品が対象となります。ただし、特定の銘柄や商品に制限がある場合もあります。

5. 手数料や信託報酬
つみたてNISAを利用する際には、取引手数料や投資信託の信託報酬などの費用がかかる場合があります。各金融機関や証券会社によって異なるため、事前に確認する必要があります。

つみたてNISAは、個人投資家が長期的な資産形成を目指すための手段として利用されます。非課税のメリットや資産形成の機会を提供してくれる一方で、投資リスクも伴うため、自身の投資目標やリスク許容度を考慮して適切に活用することが重要です。

また、2024年以降、NISAの抜本的拡充・恒久化が図られ、新しいNISAが導入される予定です。つみたてNISAや投資に関する具体的な相談や詳細な情報は、金融庁のホームページでの確認や金融機関や証券会社に相談することをおすすめします。

※本内容は掲載時点の情報にもとづいて作成されています。最新情報については金融庁のホームページなどで確認してください。