EDIとは、「Electorinic Data Interexchange」の略です。
電子化されたデータで、アプリケーション、システム間のデータを交換することを言います。
日々の業務において、請求書や発注書などが大量に手動で交わされ、各種データが人の手によって扱われています。
ファックスなども日本企業ではまだ頻繁に利用されており、そうしたアナログな手段は経営を改善していく上で、見直しの対象となっています。手作業で業務を行うことによって、ヒューマンエラーを起こしやすいからです。
EDIの歴史は1970年代から始まり、当時メインフレームなどを導入していた大企業が自社の業務効率化のために導入したのが始まりです。しかし、専用EDIではコストがかかりすぎるため、1980年代から「業界標準EDI」の制定が進められました。流通の「JCA手順」、銀行業界の「全銀協手順」、製造業では「EIAJ-EDI 標準」などが制定されました。
その後は、企業のインターネット化の流れに後押しされて、「TCP/IPプロトコル」や「Web-EDI」など変化しています。
そして近年、EDIに影響を与える大きな流れとして、「2024年問題」があります。これは固定電話回線を、2024年から順次インターネット回線に切り替える動きで、これにより固定電話回線を使用したEDIは、2024年以降利用できなくなりますのでご注意下さい。