エッジコンピューティングとは、利用者や端末と物理的に近い場所に処理装置を分散配置してデータ処理を行う分散処理技術です。多くのデバイスがネットワークに接続されるIoT時代に注目されています。
基本的には分散コンピューティング技術の活用で、サーバ処理やデータストレージへのリクエスト元に近い場所に配置することで処理応答時間を改善したり、サーバーへのアクセス頻度を下げることでバックボーン帯域幅を節約することが期待されています。
元々は、Webやビデオストリームコンテンツを高速、安定的に提供するために1990年代後半に開始されたコンテンツデリバリネットワーク(CDN)がベースとなっており、中継サーバーにコンテンツを保持することでアクセスの高速化を実現しています。