クラウドとは、コンピューターシステムのユーザー(利用者)がインフラ(ハードウェア、ソフトウェアなど)を所有しないで、インターネット経由で必要な時に必要な分だけ利用できるサービスのことです。
課金体系はサービスによって様々ですが、多くは初期費用なし、または低額ではじめられ、使った分の利用料を月額で支払うものが主流です。
中でも、定額料金を支払うことで一定期間サービスを利用することができるものを「サブスクリプション(サブスク)」と呼びます。
クラウドのメリットの一つは、「IT投資コストの最適化」といわれています。従来、ハードウェアを所有する場合、将来利用が拡大することを見据えてデータを保存するディスクや処理のためのCPUやメモリーなどを予め用意する必要があり、将来必要なディスク、CPU、メモリーも最初からコストが発生するため効率的ではありませんでした。
クラウドの場合、必要な資源(ディスク、CPU、メモリーなど)は必要な時に追加できる、その分だけ費用を支払えば良いので、初期段階は費用を安価に抑えることができます。
また、近年サイバー犯罪、サイバー攻撃などが多発し、セキュリティが重要視される今の時代に欠かせないサービスです。
マイクロソフト、アマゾン、Googleといった世界的な大企業がクラウドの基盤を管理、提供しているので、セキュリティ面も万全といえます。
また、従来コストの関係で実現が難しかった災害対策やBCP(事業継続計画)も複数の地域に展開しているクラウドサービスを使えば容易に実現することができます。
クラウドは急速に普及し、今ではクラウド上で利用できる多くのサービスから必要な機能を選んで使っていく時代になりつつあります。